まんがでわかる失敗学のすすめ
監修:畑村洋太郎 作画:小川こうじ
今日はこの本の内容を紹介します。
失敗学とは、「失敗をネガティブにとらえず、プラスの面に注目して有効利用しよう」という考え方です。
この本では、畑村先生が提唱している「失敗学」のエッセンスがまんがで分かりやすく説明されています。
まずは失敗から立ち直る

失敗から立ち直る7つの方法として、次のものが挙げられています。
- 逃げる
- 他人のせいにする
- おいしいものを食べる
- お酒を飲む
- 眠る
- 気晴らしをする
- 愚痴を言う
→一件、後ろ向きでやるべきでないことのように思えるのですが、逃げずに自分を責め、暗くなっていると失敗で失ったエネルギーが回復しない、と述べられています。
まずは失敗で失ったエネルギーを回復しないと前向きな行動がとれなくなるとのことです。
失敗学の目的は失敗を発展の種にすること

失敗学の目的は、
- 次の失敗の予防策を考える
- 失敗を発展の種にする
です。
「たとえ失敗をしても、失敗としっかり向き合えば、前よりも発展するはずだ」
という考え方を組織と社会に広めていくことが大切なのです。
小さな失敗と向き合うことで、大失敗を防ぐ。そして発展させていくのです。
→失敗経験を積むには、私はプログラミングを学ぶことがいいと思っています。
プログラムでは失敗(バグ)がつきものです。
バグが発覚して、その原因を調査し、解決策を考える。その繰返しを行うことで、失敗経験が積まれ、失敗からの立ち直ることができる人間に育っていく、と考えています。
登場人物にあそび心が
このマンガの主人公は神田香織課長。その元上司が上野さんで部下が田端くん。
悪役の重役は、池袋、新宿、渋谷。目黒社長に取引先の四谷社長も登場します。
お分かりになったでしょうが、登場人物の名前は東京の山手線の駅名です。
物語の中に、こんなちょっとしたあそび心があるのもいいですよね。
どうせなら、海外支社から帰国した(?!)ハーフの「高輪ゲートウェイ氏」も登場させてほしかったです(笑)。
まんがでわかる失敗学のすすめ
は、こちらから注文できます。
コメント
[…] 先日のブログでは「まんがでわかる失敗学のすすめ」を紹介しました。その元になる本も紹介します。 […]