吉野家は牛丼屋だったのに! -ターゲットを広くしていいの?

こ、これが吉野家?!

牛丼を食べようかと思って最近できたばかりのカフェテリア式の吉野家に初めて入ってみました。最初にレジで注文します。

上の方におすすめで出ていたのは、「チーズペペロンチーノ丼」「アジフライ丼」
って、牛丼じゃないじゃん。

豚丼や鳥丼なら牛丼に近い。カレーはどこでも売ってるからよしとしましょう。ベジタブル丼も牛丼とのハーフのメニューもあったからOK です。鰻丼もどんぶり仲間なのでよしとしましょう。

でも、アジフライ丼なんて聞いたことがありません。さらにペペロンチーノはイタリアンです。牛丼屋で売るものではありません。牛丼屋としてのプライドはないのでしょうか。

食べたくなったのはアジフライ定食

私はアジフライが大好きです。アジフライ丼に目を奪われ、その横に出ていたタルタルアジフライ定食を注文しました。

すると「お時間がかかりますがよろしいですか?」と訊かれました。牛丼は早いけどフライには時間がかかるようです。

席に着いて待ちます。壁に向かったカウンター席には電源コンセントとスマホの充電用のUSBの口があります。完全にカフェを真似ています。また、ドリンクバーもあります。
「牛丼一筋。うまい、早い、安いの吉野家」と店内BGMで流れています。でも、牛丼一筋じゃねえし、早いじゃねえし、と私は突っ込んでいました。

アジフライがあるかぎり、私はこの店で牛丼を食べることはないでしょう。私にとってこの吉野家は牛丼屋ではなくなったのです。ただの定食屋です。

牛丼屋が ただの定食屋に

学生のころから30代のころまでは私は牛丼屋にちょくちょく行っていました。牛丼屋というのは私の味方だと思ってきました。親しみのあるものだと。

それが、ただの定食屋(定食カフェ?)になりさがって(?)しまったのは、ちょっと遠くに行ってしまったような感じを受けます。アジフライは食べたいですけど。カフェ化したことでこれまでの牛丼ファンが離れていかないのでしょうか。

ハンバーガーを売り出した某回転すし屋にも同じことが言えそうですが。

ターゲットを広くするか狭くするか

専門店がいろいろなものを売るようになると、一時的には客が増えると思います。でも長い目で見ると、濃いファンが減ってしまいます。

仕事の顧客の対象を浅く広くするか、それとも狭くして濃いファンを獲得するか、というのは戦略としてとても重要です。

「何でも屋」が増えるよりも、個性のあるとんがった店が数多くあるほうが楽しいと思いませんか?