50歳からのむなしさの心理学
榎本博明著 朝日新聞出版

今日はこの本を紹介します。
「50歳からのむなしさの心理学」(紙の本/電子書籍)
むなしさと向き合う言葉

多くの人が不安をカバーする一つの方法として、いつも忙しくしているのである。彼らが行動的であるのは、自分自身から逃げ出すためである
手帳が予定で埋まるとホッとする、それは虚しさを覆い隠す戦略だ
→前半を読んでいると虚しくなってきます。50年以上の人生を自分も無駄に生きてきたなあ、と感じてしまうのです。アラフィフの誰が読んでもそう感じてしまうのではないでしょうか。
目的のための手段と考えるとつまらなくなる

勉強も同じだ。本来はわからなかったことがわかるようになるのはワクワクするような体験のはずなのに、良い成績という外的報酬のために勉強を頑張るという経験を積み重ねることで、勉強する喜びは失われ、単なる苦行になってしまう
→ものごとの結果にこだわると、本来は楽しいことも苦行になってしまうと言っています。
運動部などはそうですね。勝ち抜くためだけにやっていると本来は楽しいはずのスポーツが苦行になってしまいます。若いうちはそういう体験も成長するための役に立ちますが50にもなると苦行なだけです。
活動すること自体を楽しむようにしよう、と提案しています。
もがくことこそ、自己実現の道

自分を待っているものはないか。自分がすべきことはないか。自分に期待してくれている人はいないか。自分が生きていることを喜んでくれる人はいないか。このように問うことで、生きる意味が見えてくる。
→人のためになることで自分の価値を見出そうと言っています。人のためになっていると思えば「自分の価値がある」って思えてきますよね。
これまでに「面白そう」「面白いかも」と思いつつも、仕事や雑事で忙しくて手を出さなかったこと。「興味あるな」と思いつつも、それを極めるほど努力する覚悟ができずに手を出さなかったこと。そんなものがないかどうか振り返ってみよう。
→テレビを見るなどの受け身の楽しみは自分を満たしてくれません。
ものごとの深く楽しむためには努力も必要だと述べています。
→この本に書かれていることは言われてみればあたりまえのことです。でも自分に正面から向き合うのを避けてなんとなく過ごしてきてしまった人にとっては、私もですが、考えるきっかけとなる本です。

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