起業の科学 で起業のアイディアを磨こう!

おすすめビジネス本

入門 起業の科学

  田所雅之著 日経BP

今日は起業家向けの本を紹介します。

顧客が熱狂的に欲しがるものを作れ

この本はPMFの達成をゴールにしています。PMFとは Product Market Fit:顧客が熱狂的に欲しがるものを作れる状態 のことです。以下の4つのStepに分けて説明しています。

  • Step1:アイデアを検証する
  • Step2:課題の質を上げる
  • Step3:ソリューションの検証
  • Step4:人が欲しがるものを作る

→ 起業について書かれた本はたくさんあります。私もたくさん読みました。けれどもPMFまでのプロセスに特化して、科学的に分析している本はこの本が初めてです。起業時の商品を作るのに役立ちます。

「誰が聞いても良いアイデア」の弱点

「誰が聞いても良いアイデア」はスタートアップに適していません。
大企業が新規事業を始めるときは、ほとんどの役員が賛同しないと承認がおりません。だから「誰が聞いても良いアイデア」しか選べないのです。
新たに起業するには、100人中99人の目からは一見魅力的に見えないくらいのものだとベストです。

→一見悪いアイデアのほうが、同じことをやる人がいなかったり、コアな顧客をつかめたりして良い結果になると述べています。たしかに「誰が聞いても良いアイデア」はすでに誰かが思いついて実現していますよね。個人が小さくビジネスを始めるなら、1%の人にだけ受けるような商品のほうがうまくいくのだと思います。

「あったらよい」は捨てよう

商品を作るとき、その機能を分類します。必須、あったらよい、不要 の3つに分けます。ここで多くの人は顧客が望むすべての機能を実装しようとしてしまいます。これは典型的な失敗例です。

「あったらよい」レベルの機能を多く実装してしまうと、「必須」の機能が顧客に受け入れられているのか判断しにくくなるのです。

→家電製品にはいろいろな機能がついています。テレビにしても、電子レンジにしても、使わないボタンがいっぱいありませんか。「あったらよい」を実装しすぎて、複雑になってかえって使いにくくなった家電がいかに多いことか。これも大企業病の結果だと思います。商品はシンプルにすべきです。

起業のアイディアを考えるときに役に立つ本です。
「入門 起業の科学」


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