ふたりの異邦人
久保田早紀*久米小百合

今日は、かつてのヒット曲「異邦人」で有名な久保田早紀こと久米小百合の自叙伝を紹介します。
「ふたりの異邦人」
中央線の風景がシルクロードのテーマに大変身!

シンガーソングライターとしてレコード会社の人に目をつけてもらったもののパッとした曲ができない。
あるとき、八王子に帰る中央線から見た風景を書きとめた。
子供たちが空に向かい両手を広げ
これを「白い朝」という曲にして、いつものようにCBSソニーに出してみた。
するとスポンサーに気に入られた。それで当時狙っていたシルクロードブームに合わせて何度も手直しをすることになった。最後にヒットメーカーの手によってオリエンタルムードたっぷりのイントロがつけられた。
こうして中央線から見た風景が、シルクロードのテーマ「異邦人」として生まれ変わった。
→大ヒット曲「異邦人」が誕生したのはこんないきさつだったそうです。当時子どもだった私が最初に買ったアルバム(LPレコード)が、異邦人が入っている「夢がたり」だったので、私にも思い入れがあります。特にイントロはいかにもオリエンタルムードを感じさせられますね。
本当に好きなのは教会音楽だった

やりたかった音楽、好きだった世界とは何だろう。
思い出されたのが教会だった。クリスマスキャロルの美しさ、ピアノの練習曲のアヴェ・マリア。自分の音楽のルーツは教会にあるんだ。
→「久保田早紀」という合わない服を着せられているような違和感が日に日に大きくなり、原点を考えたら教会だったそうです。
その後プロテスタントの先例を受け、久保田早紀を引退して結婚。音楽伝道者久米小百合として再出発しました。音楽伝道者というのは、音楽を通して布教活動をする人です。
→ヒット曲が出なくなったから芸能界から消えたのではなく、自分が求めているものが違ったから方向転換したということですね。

→先日私の街の教会で久米小百合のチャペルコンサートが行われたので私は行きました。讃美歌など教会の歌のコンサートでしたが、最後には異邦人も歌ってくれました。小さな教会ですので、30年前に好きだったヒット曲をすぐ目の前で聴くことができました。
終わったあと、私はそこでこの本を買って本人にサインをしてもらいました。
人生のナビゲーターが必要か

人生を湖にたとえるなら、大波の中をどこへたどり着くかもわからず自分ひとりで小さな舟を漕いで行くのか、それとも目的のある人生の港に向かって、イエスという最高のナビゲーターとともに漕いで行くのか。あなたはどちらを選びますか。
→こう言われて著者は洗礼を受けることを決めたそうです。こんなふうに言われたら、誰もが後者を選びますよね。
この考えは宗教以外のことに当てはめると理解しやすいと私は思いました。例えば起業活動をするとき、ひとりで舟を漕いで行くより、ナビゲーターのもとに集まった有志とともに進むほうが確実に目的に向かって進めます。
私はキリスト教教徒でも仏教徒でもありませんが、宗教に入信したほうが人生が有意義になるのかも、と考えさせられました。この本を読んだことが宗教について考える機会になりました。
「ふたりの異邦人」

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