菜根譚-まんがで読破
洪自誠著 イーストプレス

「菜根譚」とは、洪自誠が作った中国最高傑作と言われている本で、日本では江戸時代にベストセラーとなり、有名なリーダーたちの座右の書でした。
これを訳して解説した本はたくさんあり、筆者によって違った解説が付けられています。
この本は、菜根譚を書いた洪自誠の菜根譚を書くまでの人生をマンガにしたものです。その途中で菜根譚に記された教えが全て書かれています。
厳しい官僚試験

昔、中国では官僚になるための科拳試験があり、貧乏人が出世するための狭き門となっていました。三年に一度の試験のために、十八年も浪人する人もいました。
そのためのカンニンググッズを密売する者がいたり、カンニングが見つかって処刑されてしまう受験生がいたりしたようです。
→試験がすべて、の世界なんですね。日本の受験戦争よりもずっと厳しそうです。
厳しい出世争い

そんな中で洪自誠は試験に合格しました。すると何人もの金持ちが寄ってきて資金援助してくれます。自分に都合のいい政治をしてもらうためです。
官僚になってからは、官僚同士での出世争いが激しく、洪自誠はハメられて有罪となってしまいます。公衆の前で尻を出して、尻を60回叩かれる刑を受けます。ただそれでもクビにはなりませんでした。
→しかし、尻叩きの刑っていうのは屈辱的だなあ。
悟りを開いて本を執筆

そんな争いに嫌気をさして洪自誠は官僚を辞めます。
読書人として静かに暮らします。そして悟ったことを菜根譚として書き記したのでした。
→そんな洪自誠の伝記をマンガにした本でした。
菜根譚を読んだ人にとっては、「こんな人が書いたのか」と納得できる内容でした。
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