学校を変えた最強のプログラミング教育
松田孝 著

今日はこの本を紹介します。
先生は「やってごらん」と言うだけ

真面目な教員は、「『まずはまっすぐ進んで、そこで右に〇秒曲がって』というプログラムはできましたか?」というように一つ一つプログラムを確認していきます」
でも、前原小のプログラミングの授業は違います。「やってごらん」です。
→言われたことを素直に理解して真面目に実行する、のではなく、自由にやって何度も失敗しながら学んでいく、というのが著者が前原小学校でやってきたプログラミング教育だそうです。
「勉強」を死語にしよう

従来のように教員が教えたことを理解する学習、また自己解決と言いながらすでに解き方を知っている子どもの考え方を聞いたりする学習と、一人一人が自分の状況に見合った問題に向き合えるように個別化された学習を比較すれば、どちらが「やり抜く力」や「自己調整力」を育むことができるかは自ずと明らかです。
→プログラミングの学びかたがどうこう、という話ではなく、プログラミングの学習のやり方を、すべての教育に取り込んでいって学校を変えようという大きな野望が感じられます。
勉強は、本来「気の進まないことを仕方なくする」という語源をもっています。まさに「勉(つと)めて強いる」です。
私はこの「勉強」という言葉こそが死語になるかならないかで、日本における教育改革の実現を判断することができるのだと思っています。
→「勉強」を死語にする、というのは大胆な考えですね。
授業を盛り上げる3つの魔法の言葉

「すごい!」「どうやったの?」「もう一度見せて」
プログラミングの授業は、教員のこの三つの言葉で、大いに盛り上がります。
まずはプログラミングで思いっきり子どもたちと遊んでください。
一緒に試行錯誤する中にこそ、子どもたちの素敵な学びの姿があり、Society 5.0 の社会を主体的に生きるコンピテンシーを育む場をひらくことができるのですから。
→今までの学校のような、「正しいやり方を教える」授業ではなく、楽しく盛り上げながら子どもに自由に考えさせる、そんな授業を私もやりたいと思っています。
3つの魔法の言葉も使ってみることにしましょう!
こんな本でした。
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