
成功は時間が10割 百田尚樹著 新潮文庫
今日はこの本を紹介します。
この本では、「時間の征服者」こそ「人生の成功者」にほかならないとこの本で著者は述べています。
そして、人類は「時間の概念を変える」ことで、「長生き」が可能だと述べています。
自分の時間を売ってばかりでは悲しい

生活のために自分の時間をひたすら売ってばかりの人生」は悲しいものであるのはたしかです。
時給で働くアルバイトも月給で働くサラリーマンも生活のために自分の時間を売っています。働くことを楽しめればいいのですが。
災害を間近に感じると人は変わる
神戸、西宮といった震災で被害を受けた地域からの旅行申し込みが殺到したというのです。
(中略)
「災害で多くの物を失って、物に対する執着がなくなったんやないかな。物よりも思い出とか感動が大切やということに気付いたんやと思う」
物よりも思い出や感動が大切だと気付くのはいいことです。
私も以前は、イベントがあったときに写真やビデオなど記録を物に残すことばかりにこだわっていたこともありました。でも記録を残すことばかりに気を取られると、リアルの時間の感動を感じにくくなってしまうんですよね。ですから写真やビデオにはあまり気を使わないようにしています。
歳をとると時間が流れを速く感じる

砂時計の砂が減っていくスピードを自覚できるようになるのは、砂が半分以上、いや残りの四分の一くらいになった時でしょうか。
人生も砂時計と同じように、歳をとって終わりが近くなったときにようやく時間の速さと貴重さに気づくと述べています。そのとおりだと思います。若い頃は暇つぶしをしていたこともありますが、歳をとった今となっては時間をつぶすなんてもったいないと思ってしまいます。
今でしょ!

「今やるべきことを、今やる」 人生の成功の秘訣は、実はこんな簡単なことの繰り返しなのです。
と結論づけています。じっくりとこの本を読むと、この言葉の重みが解ってきます。そんな本でした。
成功は時間が10割 百田尚樹著 新潮文庫
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