Tさんは英語が得意

私の以前の職場の席の近くに、Tさんというアラフォーの男性がいました。
Tさんは私とは部署も会社も違うので仕事で関わることはありませんでした。ですので特に親しいわけではなく、「おはようございます」と言うだけくらいの関係でした。
Tさんはよく電話会議をしていました。声が大きいので話が私の席まではっきりと聞こえてきます。会議の相手は海外の協力会社のようでした。英語で会話しています。
ノー。トゥモローのミーティングはキャンセル。来週のウェンズデーにスキップ
あれ? 英語だけどところどころ日本語が。
バージョン4はキャンセルね。ツギノバージョン5ヲツカッテ。OK?
って、英語っぽく言ってるけど日本語でしょ。それ。
これで会議が成り立っているようなので不思議です。きっと相手は日本語もある程度分かっていたのかもしれません。
でもTさん。その英語ひどいよ。
仕事で英語を聞き取れないっ

私は仕事で英語の文章を読むことはときどきありました。そしてたまに、インド人のエンジニアと英語で話すことがありました。でもなかなか聞き取れないのです。大学に入ったころは英語は得意科目だったのに。
自分が言いたいことは知っている単語を並べてある程度伝えられるのですが、相手の話がわからない。何度も聞き返して、紙に書いて筆談のようになることも。
ですから私は英語の電話会議なんて(機会もありませんが)怖くって出られません。
語学力がなくても勇気があれば

でもTさんは、あれなら私の英語力のほうがよっぽどマシなのに、堂々と英語(?)で会議を進めているのです。その勇気はすごいなあと感心しました。
語学力自体よりも、相手に伝えようとする気持ちのほうが必要なのかもしれません。
私はときどきTさんを思い出して、未知のことにも積的に挑戦していこうと思ったりします。
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