定時で帰ってドラマを見ていたら

「わたし、定時で帰ります」というテレビドラマを見ていました。この日は最終回でした。
途中まで話が進んで、これからクライマックスというところで、
「地震速報です。新潟県で震度6強の地震が発生しました」
と臨時ニュースに切り替わりました。
大地震のようなので臨時ニュースです。しばらくしたらドラマに戻るかと思って見ていましたがずっと地震のニュースが繰り返されていました。
その内容に進展があるのならいいのですが、進展はなく、地震が起きたこと、津波の心配があることを何度も何度も何度も何度も何度も繰り返すだけです。地震と津波の情報は近隣の人にとっては命に関わる大問題です。ドラマを見ている場合ではありません。ですから同じ情報が何度も繰り返されます。
そのニュースは必要か?

でも、もし自分が住んでいるところで、あるいは実家などで大地震が起こったら、TBSを見るでしょうか? 私だったらNHKを見ます。そのためのNHKです。毎月受信料を払っているのですから。
それならばTBSは「新潟で地震が発生しました」と下に表示を出してドラマを続けてもよかったのではないでしょうか。地震の詳しいニュースはNHKに任せて。新潟近辺の人には申し訳ないですが、ドラマの続きを見たい人は大勢いたのです。
昭和の最後の繰り返し?

31年前、昭和が終わったときのことを思い出しました。
「天皇崩御」のニュースと追悼番組が3日間くらいずっと流されていました。飽きてきてチャンネルを変えても同じような追悼番組しかやっていません。
つまらないので私はレンタルビデオ屋にビデオ(当時はVHSのテープ)を借りに行きました。するとレンタルビデオ屋には長蛇の列。みんな考えることは同じでした。繰り返される追悼番組に飽きていたのです。そりゃそーですよね。
このとき私はテレビ業界に落胆したものでした。そのときからちっとも変っていません。
個性的なことをしたければ大勢の意見は捨てろ

テレビ局の中には、追悼番組や地震のニュースは他局に任せてウチは独自の番組構成にしよう、と考える人もいることでしょう。でも役員の中には「そんなのダメだ」と言う人が必ずいます。
大企業では、何か変わったことをやろうとすると必ず反対されます。個性的な意見にはそれを嫌う人が必ずいるからです。役員が多い大企業では、個性的な意見には反対する役員が必ずいるため、意見が通らないのです。誰もが反対しない無難な意見しか通りません。
新しいことをしたい、個性的なことをしたい、と思ったら、大勢の意見を聞いてはいけません。聞くだけならいいですが従ってはいけません。半数以上の人に反対されるようなアイディアが個性的なアイディアなのです。
多くの人に反対されてもめげずに、失敗を恐れずに突き進む。それを繰り返していればいつかはイノベーションが起こって成功する。私はそう思います。

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