子どものちょっとした疑問を聞き逃すな

次男の二郎が小学一年生のときの夏休みの終わりのことです。
私がスーパーで買ってきた5キロのお米をしまおうとしていると、二郎がふと言いました。
「この中に米粒がいくつ入っているんだろう?」
それを聞いた私は、
「よし、調べよう」
実験開始―写真を撮るのを忘れずに

キッチンの計りを用意しました。二郎に計量カップに米粒を入れさせます。
「ちょうど20グラムになるまで入れてごらん」
二郎は米粒を計って入れました。
次にその米粒の数を数えさせました。しばらくたって、1340個をか
その一部始終を私は写真に撮っておきました。
あとでレポートにするためにです。
小学1年生に比例計算を理解させるには?!
20グラムの米粒の数がわかれば比例計算で5キロの米粒の数がわかります。
二郎は当時小学一年生です。比例計算なんてできません。そこでちょっとずつ書かせました。
- 20グラムで個だから、100グラムだったら、
1340+1340+1340+1340+1340=6700で6,700個 - 1,000グラムだったらそれが10個あるから67,000個
- 1キログラムは1,000グラムだから、10キログラムだったら670,000個
よって10キロの米袋には67万個もの米粒が入っていることが分かりました。
これなら小学一年生でもわかるでしょ。
自由研究レポートはすぐに作れる
そして書いた紙をファイルに入れて、目的や感想を書いて、撮った写真も入れると、夏休みの自由研究レポートが完成しました。
すでに夏休みの自由研究は作ってありましたが、急きょこれも追加したのです。
簡単でしょ。
子どもに実験をやらせて考える力を伸ばせ

子どもがふとした疑問を持ったら、それを突き詰めて研究してみる。
こういった体験は子どもの探求心を満たし、考える力も伸ばします。
機会があったら、いや、機会を作ってでも、このような研究を子どもにやらせてみましょう。
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