親子向けエクセルプログラミング講座を行いました

セミナー実施記録

親子向けセミナー

7月27日と8月4日に、「夏休みの自由研究ができあがる 親子エクセルプログラミング教室」 を開催しました。

思えば1年前、私が最初に開催した講座が、この親子向けのエクセルプログラミング講座でした。その後は大人向けの講座ばかり行ってきました。今回は夏休みということで2週連続して親子、というか子どもを対象とした講座を開催しました。

昨年の親子向け講座のフィードバック

1つめは、時間が長すぎたこと。3時間にしていましたが子どもの集中力を考えるともっと短いほうがいい。ということで今年は2時間に濃縮しました。

2つめは、コマンドを並べたプログラムになると難しくて子どもが理解できないということでした。

それを回避しようと、プログラムを穴埋め形式にして部分的に書いてもらって完成させる、そんな方法をとっていました。それでも難しかったようです。

そこで今回は対象とするプログラムを簡単なものに絞ってみました。

簡単にしたつもりだったのに

1回目の7月27日は1組のみで小学3年生の男の子が参加してくれました。

前半の説明。プログラムとは何か、から始まって、フローチャートの作り方の説明と実習をやってもらいました。次に、If文による分岐とか、For文によるくり返しを説明しました。そのあたりまではわかってくれていたようでした。

その後、エクセル表からデータを取得したり、表にデータを書き込むところから、ついていけてない顔になってきました。まずい。

その後、実際のプログラムの記述を説明しましたが、その部分はまったく頭に入っていないようです。小学3年生には難しすぎたようです。

小学生向けイベントには5,6年生はあまり来ない

今回の講座は、小学4~6年生を対象としていました。私の講座に限らず、子ども向けのイベントだと小学5,6年生が来ることは少ないように思えます。そして対象よりも小さな子どもが参加してくることも多いような気がします。

5,6年生になると、塾や習い事などで土日が忙しかったりします。親が子どもをイベントに連れて行くことも少なくなります。ですので小学生向けイベントを開催すると4年生以下、それも対象とした学年よりも下の子が応募してくることが多いのです。

今回のプログラミング講座の場合、プログラムには英語(と言ってもIfとかNextとかですが)が出てきたり、変数が出てきたりするので、6年生くらいが一番教え甲斐がある年齢です。理解してもらいたいことがあって、6年生向けに作ってしまっているようなところもあります。ですから難しすぎたのでしょうね。

フローチャートを理解すること

2回目の8月4日のときは、1組で小学4年生が参加してくれました。

ここでは1回目の反省もあり、プログラムの記述の説明はともかく、フローチャートでプログラムの流れを理解してもらうことをゴールとしました。

その結果、子どもに予想以上にきちんと理解してもらえました。

小学生は学年が1つ違うと理解できるものがかなり違います。また、個人の理解力の差もあります。4年生から6年生までを対象にする、というのも無理があるのかもしれません。

うちの4人の子どもでさえも、兄弟でもずいぶんと理解力に差がありましたし。子どもに教えるのって難しいですね。

今夏の親子向けセミナーはこんな感じでした。

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