良いものを作るには、大勢に嫌われろ!

フロント3人掛けのクルマが絶滅

前席に3人座れた!? 個性的だった「フロント3人掛け」のクルマが絶滅した訳
という記事がありました。

以前は、前席に3人が座れるシートを装備している車が存在していました。ところが現在では、現在ではトラックやバンといった商用車の一部に残っているのみで、乗用車においては絶滅状態です。

もっとも大きい理由が、『衝突安全性』の問題です。

安全な車を作ろうとすると、フロント3人掛けの車はコストがかかりすぎるとのことです。

私の最初の愛車は前列3人掛け

(マツダ ルーチェ)

今から30年以上前、私が一番初めに買った車は、マツダのルーチェという車でした。タクシーにも使われるこの車はセダンで、前列はベンチシートで3人掛け。

コラムシフトのオートマ車でした。大学の教授に5万円で売ってもらった中古車でした。前列3人乗りの車と聞くと、私はルーチェを思い出します。

自動車は、合理性を重視するばかりにどれも個性がなくなってきた気がします。小型で安全で低燃費で、といった大勢の人の要求を全てきいていると、無難なものしか生まれません。その結果、どのメーカーの車も同じようで個性に乏しいということになってしまいます。

自動車メーカーは大勢の大衆に売れればいいのでそれでいいのかもしれませんが。

徳大寺氏に酷評される車がいい車!

その昔、徳大寺有恒という自動車評論家が「間違いだらけのクルマ選び」という本を毎年書いていました。

私が「いいな」と思った車はたいがい彼は けちょんけちょんに けなしていました。私は個性的で面白い車が好きになります。でも彼は走行性能とかコンセプトとかを重視します。車を選ぶ観点が違っていたのです。

ですので私は、徳大寺氏がけなしている車だったら私が買っても後悔しない車だろう、と 逆の指標にしていたのでした。

良い物はアンチも多い

個性的でいいもの、というのは万人に好かれるものではありません。すごくいい、と思われるものは、一部の人には嫌われるものなのです。本当にいいものは100人中99人に嫌われるものだ、と言っている人もいました。

ですので、個性的ないいものを作ろうと思ったら、大勢の人の意見を聞いて取り入れてはいけません。みんなの意見を聞いていたら、無難なつまらないものになってしまいますから。

多くの人に嫌われながらも一部の人に「すごくいい」と言われるものが大ヒットするのです。私もそんな商品を作ってみたい、と思っています。