プログラミングで失敗経験を積んで資産を増やそう

プログラミング教育

落とし穴に落ちることで資産ができる

誰かの失敗は会社の資産になる
右は落とし穴だ。左に進め。
経理部、田中

こんな感じの広告が電車にありました。

見覚えはありませんか?

たしかにその通りだと思います。成功するか失敗するかはやってみないとわかりません。

右と左の2つしか選択肢がなくて、右が失敗だと分かれば、正解は左だと分かります。
これは立派な資産になります。

失敗のいいわけに聞こえるけれど

私は以前の会社では開発部にいました。

そこで報告書を書くときに言われたことがあります。

研究に失敗しても「失敗した」という結論にするな、と。

「この方法ではうまくいかないことが分かった」と書け、と。

そのときは「なるほど」と思いました。


失敗したときの「いいわけ」なのですが、成功すると思ってトライしたことですから、できないことがわかっただけでも成果になります。

失敗したほうが強い人になれる

日本の教育では「失敗しない方法」を教えています。失敗は「いけないこと」として考えられています。そして一度失敗すると立ち直れなくなる人も多いように思えます。

けれども、失敗することは勉強になるのです。
失敗をしないことを学んだ人よりも、失敗してから立ち直れた人のほうが成長するのです。

子どものころに「小さな失敗」をしてそこから立ち直る経験を積んでおけば、大人になってから大きな失敗をしてもあきらめずに立ち直ることができます。

プログラミングで失敗から立ち直る経験が積める

私はそう思って、「失敗から学ぶロボット実験ラボ」のプログラミング講座をやっています。

プログラムにはバグ(失敗)がつきものです。

  • 作る
  • テストする
  • バグを見つけて、その原因を調べる
  • なおしかたを考える

それの繰返しです。

小さな失敗をして立ち直る経験を積むのに、プログラミングはちょうどいいと思っています。

そしてその経験は資産になるのです。

失敗を生かしきれない会社

さきほど、以前の会社で失敗を成果ととらえていると書きました。
そこまではよかったのですが。

その会社では、事業に失敗するとすぐに組織変えをしていました。

おそらく責任をごまかすためでしょう。

そして新しい組織になると、同じような失敗をするのです。

組織を変えてしまったので、以前の失敗が生かされていないのです。

「バカだなぁ、この会社」

と思ったこともあって、私はその会社を辞めました。
(というオチでした!)

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