機械語、アセンブラ、C言語 は難しい

プログラミングというと、昔は難しいものばかりでした。
コンピューターは、機械語と言われるプログラミング言語で動作します。電流のオンかオフかを示す1と0の羅列でできています。これを人間が読むことは不可能です。
addi $t0, $a0, 400
beq $a0, $t0, Exit
lw $a0, 0($a0)
add $t1, $t1, $t2
上はアセンブラというプログラミングの言語です。機械語を人間が読めるように少し整理したものです。足す、比較する、保存する、桁をずらす、といった単純な計算を何度も何度も繰り返します。
これを読み書きできるようになるには、かなり修行が必要です。
if(a==0){
*p++;
convert2hex(return_value, base);
}
上はC言語のプログラムの例です。アセンブラと比べると読みやすくなってはいるのですが、記述のルールを知らないと何がなんだか分かりません。
JavaやPHPやPhythonなどのプログラム言語も同様です。
なんとなく読めるのがBASIC系

If a=”税込” Then
Kingaku = Teika
Else
Kingaku = Teika * 1.1
EndIf
エクセルVBAなどの、BASIC系の言語になると、英語のコマンドの羅列になります。
If, Then, Else, Do, While, Until, Next, GoTo などといった英語の命令が並んでいます。他のプログラミング言語を知っている人だったら、BASIC系の言語を習わなくても直感的に読めてしまいます。
そうでない人でも、何をしようとしていうのかなんとなく分かるかもしれません。BASIC系は初心者がとっつきやすいプログラム言語です。
子どもでもできるのがスクラッチ

最近、子どもに対してもプログラミングの教育が行われるようになりました。
ただし小学校で行われるプログラミング教育は、実際にプログラムを書くということまではやりません。プログラミングの考え方を教えるまでですが。
子ども向けのプログラミング教育でよく使われるのがスクラッチというプログラム言語です。
スクラッチは、命令が書かれたブロックを並べることでプログラムを作ることができるというものです。
よく出てくるのがオレンジ色のネコのキャラクターです。そのネコを動かすプログラムを作ります。
10歩動かす
15度回す
10回繰り返す
もし( )なら、でなければ
スペースキーが押された
などといったことが書かれたブロックをつなげるだけでネコを動かすプログラムができてしまいます。
表示設定を変えると、全部の文字をひらがなにすることもできます。
すると、かんじをよめないちいさなこでも、ぷろぐらみんぐができるのです。
プログラミングはずいぶんと簡単になりました。というお話でした。
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