学校のしたくをしてくれるロボットを考えてみた!

セミナー実施記録(ロボット)

私は小学生1〜年生向けのロボット実験講座を行ってプログラミングを教えています。

その中で、プログラミングの応用例として、実生活の事例も教えています。

冷蔵庫が壊れたっ!

冷蔵庫を開けたときに、いつもはつくはずのライトがつかなくて中が真っ暗だった、場合を考えてみます。

まず初めに、中が冷えているかを確認します。

冷えている、冷気が出ていることがわかれば一安心です。中のアイスクリームが溶けてしまうこともありません。

この場合はライトの故障(電球切れなど)だと判断できます。

中が冷えていなかった場合はたいへんです。中のものが腐らないようにクーラーボックスなどにうつさないといけません。それはさておき。

まずはコンセントが抜けていないかを確認しましょう。単にコンセントが抜けていたということであれば差し込めばすぐに回復するでしょう。

コンセントが抜けていなかった場合、今度は停電を疑います。

そのために、他の電化製品が動くかを確認します。テレビやドライヤーがコンセントから撮った電源で動かなければ停電です。家のブレーカーが落ちただけなのか、地域の停電なのかわかりませんが、とにかく冷蔵庫の故障ではなさそうです。

逆にテレビやドライヤーが動けば冷蔵庫の故障です。

学校のしたくをしてくれるロボットを作るには?!

明日の学校のしたくをするロボットのプログラムを説明しました。

これは実際にロボットで動かすことはできません。プログラミングの考え方の説明になります。

  • 1時間目から6時間目までを繰返し処理とします。
  • n時間目が普通の授業なら、教科書とノートをランドセルに入れます。
  • もしn時間目が体育だったら、体操着を用意します。

そんなふうに、繰返しと分岐の考え方を教えています。

この考え方ができれば、もう忘れ物はしなくなります(しなくなるはずです)。

実生活で問題が起きて原因を切り分けるときには、このような考え方で調べていきます。

アンプラグドプログラミング

学校のしたくをするとか、冷蔵庫の故障の原因を探すとか、こういったことを考えることで論理的思考力が育ちます。

そしてこのように、実際にコンピューターを動かすのではなく、処理の流れを考えることもプログラミング教育の一貫です。

こういった、コンピュータを使わないプログラミングはアンプラグドプログラミングと呼ばれています。

ロボット実験ラボでは、ロボットを使わない、アンプラグドプログラミングも行って子どもたちの論理的思考力を育てています。

コメント

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