ロボット実験講座 でロボットの誤差を調べてみた

セミナー実施記録(ロボット)

ロボットプログラミング実験のオンライン講座を行いました。「失敗から学ぶロボット実験講座」として行っています。

小1の男の子と小3の女の子が受講しています。今回は2回目の様子をお伝えします。

正方形に走らせよう

今回はロボットを正方形の形に走らせてもらいました。

正方形に走らせるには、直進してから90度左を向く、というのを4回繰り返します。

プログラムに直進と左折を4回書いてもいいのですが、もっといい方法はないでしょうか?

プログラムを作る部品には、「( )回繰り返す」という命令があります。
これを使えば4回書かなくても済みます。ということに、子どもたちは気づきました。

プログラムの構造は、順次、分岐、繰返し、の3つです。そのうちの一つ「繰返し」を体感してもらいました。

位置がずれてしまうのは何故?

正方形にロボットを動かすと、スタートした位置に帰ってくるはずです。

ところが、ずいぶんとずれた位置に帰ってきました。

それはなぜ? を考えてもらいました。

まず、プログラムが悪いのか? それともロボットが命令通りに動かないのか?

それを検証するために、ロボットを使わずに画面上でキャラクターを動かすプログラムを作ってもらいました。
その結果、プログラムは悪くなさそうだということが分かります。

ロボットの誤差を調べろ!

次に、ロボットを調べました。

実はロボットには個体差があるのです。

私は同じロボットを5台ほど仕入れました。

直線させても少し左に曲がってしまうロボットがありました。また、直進はするけれど、90度左折しようとすると95度くらい曲がってしまうものもありました。

今回行った二人のロボットはそれぞれ違う特徴がありました。

その特徴を見つけ出してもらいました。さらには角度を補正して、正方形に走ってちゃんと元の位置に帰ってくるプログラムを作ってもらいました。

リモートで私が説明と指示をしているのですが、実際に動かしたのは子どもたちです。これだけのロボット実験を自分の手で行えたのです。自分でできた、という自信もついたのではないでしょうか。

ロボット実験講座はこんな感じでオンラインで行っています!

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