エクセルVBAのオンライン個人レッスンを行いました。
こんなこともできるんです

VBAの初心者には、最初に「エクセルVBAでこんなこともできるんですよ」という例をいくつか紹介しています。
まず、たくさん送られてきた発注依頼のメールから、受注者や品名や金額などのキーワードを抜き出して一覧表にするというVBAの処理を紹介しました。これは問題ありませんでした。
次に、たくさんのテキストファイルからキーワードを見つけてそこにある言葉を挿入するという処理を紹介しました。
今まで対面の講座でこの処理を紹介するときは、エクセルの画面と複数のテキストファイルの画面とエクスプローラーでファイルを見たときの画面を見せて説明していました。
ところがオンラインでZoomで行った今回は問題がありました。Zoomで画面共有を行うときは一つの画面を指定します。ですからエクセルとテキストとエキスプローラーの画面を同時に見せることができません。画面を切り替えるときは、共有の停止とをして再度共有しないといけません。スムーズに結果を見せるのが難しいのです。
スムーズに見せられなかったので、結果は口頭の説明にしてしまいました。オンライン講座ので「エクセルVBAでこんなこともできるんですよ」という例を紹介するときは、他の処理を選んだほうがいい、と私は気づきました。
クイズ式基本コマンドの説明

今回受講してくれたのはHさんという関西に住む男性でした。
まずはクイズ式基本コマンドの説明です。ここでは、始めにコマンドを説明せずにいきなり問題を出します。結果の金額はいくらになるでしょうか? とか、この処理は何をやっているのでしょうか? とかいう問題です。
コマンドを説明されなくても、ヒントが隠されているので答えをある程度予測できるようにしてあります。最初に考えてもらうことで、そのコマンドの使われかたをきちんと理解できるのです。Hさんは順調に正解を当ててくれました。
間違いに気づく経験が大事

その後、プログラムの動作を見てもらい、最後にHさんに簡単なプログラムを打ち込んでもらいました。複数の表からデータを集めて1つの表に書くプログラムです。打ち込むと言っても、最初ですので、ベースとなるプログラムがすでに書いてあります。それをコピーして修正していけば出来上がります。
このとき、Hさんのエクセルの画面を共有してもらって、私はそれを見て口でアドバイスします。書き終えたとき、間違いがあることに私は気づいていましたが、あえて指摘しませんでした。そのままプログラムを実行します。
すると期待していた結果にはなりませんでした。さて、ここからです。その間違った結果を見て、プログラムのどこがマズかったのかを考えます。ここが重要なのです。
私がVBAのプログラムを作ったとき、よっぽど簡単なものでなければ、実行して一発で成功することはほとんどありません。間違えるのです。でも、結果を見れば私はすぐにどこがマズかったのかを予想できます。だからすぐに修正できます。
Hさんも実行結果を見て、どこが間違っていたのかを見つけることができました。この、実行結果からどこが間違っていたのかを予測する、という経験を積むとスキルがアップします。
こんな感じでオンライン講座を行いました。
エクセルVBAオンライン個人レッスンは随時実施しています。
ストアカの以下のページで募集しています。指定されている日時以外でも対応が可能です。開催リクエストで希望の日時を指定してください。
「エクセルVBA個人レッスン -マクロ入門講座」
「一緒に作ろう、実用エクセルVBAプログラム」
コメント