甲子園のスタンドで応援する部員はかわいそう

「ベンチに入れずスタンドで応援」は美談ではない
大量の補欠を生む「甲子園」こそが野球離れの犯人だ
という記事がありました。
一戦必勝のトーナメント制で負けられないから、常にベストメンバーしか試合に出さない。だから3年間で一度も試合に出ない大量の補欠がいる。
と言っています。
まさにその通りだと思います。
これがテニス部とか卓球部とか剣道部とか、個人戦の競技だったら全員試合に出られるのですけど。
団体競技でも、2軍や3軍を作ってそれぞれ試合をやるようにすれば、ほぼ全員が出られるようになると思うのですが。
甲子園に行けなくても野球を楽しんでほしい

私が思うに、スポーツは学生時代に競技に勝ち抜くことに重点を置きすぎだと思います。
日本に野球部は何千個もあるでしょうが、3年間で甲子園に行ける高校は一握りだけです。その他の大多数の高校は甲子園には行けません。
甲子園に行けなくても、部活を楽しめるようにしようよ。
部員のみんなが野球を楽しめるようにしようよ。
大会に参加しない期間のほうが長いのだ

私は中学高校時代にテニスをやっていました。
試合には出ましたが県大会までは勝ち進めませんでした。
そのあともテニスをやり、50台になった今もやっています。
私のテニス歴の中で、大会の勝利を目指していたのは6年間だけです。
それ以外の期間は楽しみと健康維持ためにやっています。そのほうがずっと長いんです。
ですから、中学や高校でのスポーツは、その後の長い人生でその競技を楽しめるようにするための基礎を身につけられればいい、と私は思います。プロになるのはほんの一握りの人だけなのですから。
それなのに、補欠で試合に一度も出ないで終わるなんて、人生のムダだと思ってしまいます。
自分の人生は自分が主役なのですから。
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