子どもに教えるためのプログラム
エクセルVBAプログラミングを子どもに教えるために、以前に「かけ算九九」のシートを作っていました。せっかくなのでこのプログラムも説明をつけてダウンロードできるようにしておきます。

これはかけ算九九の一の段から九の段までのいずれかを表示し、答えを書かせてから合っているかを判定するというとても簡単なプログラムです。
まず、「もんだい」ボタンをクリックすると、1から9のどれかをプログラムが任意に選びます。そしてその数をB6からB14のセルに書きます。さらにプログラムは1から9の数をD6からD14のセルに書きます。
プログラムの解説
回答者は、F6からF11までのセルに答えを書き込みます。そして「さいてん」ボタンをクリックします。初心者向けにちょっと解説します。

For i = 6 To16 は、iが6から16になるまで繰り返す という意味です。下のほうの Next のところまでの処理を全部で9回繰り返します。
x = Worksheets(“Sheet1”).Cells(i,2).Value
ここで、表のB列のi番目に書かれた値を x という変数に代入します。Forの繰り返しの1回目のときは(6,2) に書かれた値、9回目のときは(14,2) に書かれた値、つまり回答で書いてもらった値をxに代入します。
同様に y と z にも入れます。
If x * y = z Then
もしも、xとyをかけた値がzと同じだったら、それ以降の処理を行います。それ以降の処理では、エクセル表のG列に〇をつけ、正解数に1をたします。
もしも、xとyをかけた値がzと同じでなかったら、Else 以下の処理をします。
これを最終の行まで繰り返します。最後に正解数と不正解数の合計値から得点を計算して表示します。
簡単に書きましたがエクセルのプログラムはこんな感じです。イメージがつかめたでしょうか?
このかけ算九九のシートはダウンロードページから無料でダウンロードできます。
あべっかんが主催するエクセルプログラミング初級勉強会では、このような簡単なところから説明して、目的とするプログラムを作っていきます。

簡単なプログラムを作れるようになってみませんか?
初心者向けの少人数の勉強会を毎月行っています。
次回は、5月26日(日)13:30~ 横浜で行います。詳しくはこちら。
コメント