システムがあっても、現場ではエクセル表を使っている

昔、私はF社に勤めていました。そこでは毎月「今月の残業時間の予測を出せ」と言われます。勤務システムに時間を入力すれば残業時間を計算してくれます。けれどもその勤務システムには当日か過去の日の時間しか入力できません。仕方がないのでエクセル表に出勤時間、退出時間を書き込んで、関数式で残業時間を計算していました。
このエクセル表は「勤太郎」と呼ばれていました。勤太郎にはちょっと複雑な関数が埋め込まれていました。残業がつかない休み時間は残業にカウントしない、などの計算を関数で作り込んでありました。けれども、休日出勤したときなどの例外には対応できていませんでした。
そこで私は勤太郎にVBAのプログラムを組み込んで改良しました。改良したものをみんなに開放すると、また別の要望がいくつも出てきました。私は勤太郎のバージョンアップを繰り返しました。これでみんなのお役に立てました。
次の職場でも同じようなエクセル表が

その後私はJ社に転職しました。ここにも「勤太郎」と似たエクエル表がありました。やはり勤務時間システムが現場の実情と合っていないために、入力するデータを作り込むためのエクセル表でした。そのエクセル表は「赤ず勤」と呼ばれていました。なぜか「勤太郎」と同じくおとぎ話というのがおもしろいですね。
そしてここでも私は同じように、VBAで作った処理を追加して「赤ず勤」を改良していきました。
どこの職場に行ってもVBAが役に立つ

いろんな会社にいろんなシステムがありますが、そのままでは運用するには不便なものも少なくありません。そんなときによく使われるのがエクセルVBAです。職場にVBAができる人がいてシステムの尻拭いをしていることも多いのです。
VBAのプログラミングを習得しておくと、職場が変わっても使う機会があります。 私はVBAを習得しておいてよかったと思いました。
どうせVBAをやるなeら、次の職場でも使えるくらいに身につけておくといいですよ。

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