いつも主審をやるハメになっていた

私はコロナ禍になる前まではソフトボールをやっていました。16チームくらいでリーグ戦をやっていたのです。
私のチームでは、私は連絡係を長くやっていて、最後の年は監督をやりました。
毎週日曜日にやるリーグ戦でしたが、試合をやる日と試合が無い日があります。試合が無い日は他のチームの試合の審判をやることになります。自分が試合のときは他のチームが審判をやってくれていますから。
試合が終わったとき
「来週の審判に来れる人?」
と募集します。でもなかなか手が上がらないのです。
審判は3人必要です。主審が一人と線審が2人。仕方がないので、私がやることが多くなります。
「山田さん、来週審判に来れないかな?」
と一人づつ聞いてなんとか捕まえます。
「来れますけど、私は主審はできないですよ」
私は内心で
「なにそれ。毎回俺に主審をやらせる気かよ。できないんじゃなくって、やるんだよっ!」
と思いながらも、線審として来てもらいます。
主審は、ストライク/ボールの判定を全部やるので大変です。労力は線審の10倍以上かかります。
自分が試合に出ているとき、他のチームの人に審判をやってもらうのだから、交代で審判をやるのは義務です。主審もやるのが義務だと思います。できないから、じゃなくってやるんだよ。俺だってクレームを言われながらもやって来たんだから。毎回私ばかりやらされるのは不満でした。
町内会の役員は大変そう

私が町では、というかどこに住んでもでしょうが、町内会があります。町内会の班長の役が10年おきくらいに回ってきます。また、町内会長や役員が選ばれます。ときどき、次の町内会長や役員をやってもらえないか、と打診されます。でも労力の余裕がないということで断ってしまっています。
きっと、町内会長や役員から見ると、私は主審をやらないソフトボールメンバーと同じように思えるんでしょうね。あきらめて役員を長くやっているかたには頭が下がります。
私は町内会やPTAでは働いていないので、せめてソフトボールチーム内では他人の役に立つことを率先してしなくては、と思うようになりました。
会社でも同じようなことが

そういえば会社でも同じようなことがあります。面倒なこと、難しい仕事をやるのが特定の人になっていることがあります。私は面倒な仕事を率先してやるようなことはしてきませんでした。好きな仕事なら喜んで引き受けていましたが。
面倒な仕事を率先してやってきた人も、毎回主審をやることになるような気持ちでいたのかもしれません。
でもでも、会社の場合は、面倒な仕事を率先してやっていると出世します。給料が上がります。報われるのです。
ソフトボールで頑張って主審をやるよりも、会社で頑張ったほうが得だよなあ、と今さらながら思う高年サラリーマンの私でした。
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