子どもに「人生の設計図」を考えさせるには

自分の人生の目的を考える

「7つの習慣Ⓡ」の中に、「自分の人生の目的」(ミッションステートメント)を決めるというものがあります。自分の人生の終わりがきたときにどうなっていたいか、というのをイメージして、そうなるために何をすべきかを考えるのです。

第二の習慣「終わりを考えてから始める」がこれにあたります。

子ども向けに行っている「7つの習慣JⓇ」の授業の中でも、子どもたちに「人生の設計図」を考えてもらうものがあります。

でも、それって難しいですよね。大人である私だってできていない。余生は子どもたちよりずっと短いのに。

そこで、どうやったら、子どもたちに「人生の設計図」を上手に作ってもらえるかを考えました。そこで「自分は何を中心に考えていけばいいのか」を認識してもらうという方法を考えました。

何に依存して生きたらいいの?

人は何かを人生の中心に考えて依存して生きています。

例えば、ゲーム依存症の人はゲームに、アルコール依存症の人はお酒に、ギャンブル依存症の人はギャンブルに依存している、というのは分かりやすい悪い例です。

それ以外にもいろんな依存があります。

  • 親に依存していて親の言いなりに生きている人。
  • 子どもに依存していて、子どもが自分の思う通りにしないと我慢できない親。
  • 友だちに依存していて友達に振り回されている人。
  • 夫に逆らえない妻。
  • お金に依存していて世の中はお金がすべてだと思っている人。
  • 宗教に依存していて多額の寄付をしている信者。

ある程度の依存はいいのですが、これらのものごとに依存しすぎるのはよくない、と『7つの習慣』には書かれています。

そして、「原則」に依存して、「原則」を人生の中心に考えて生きるのが良い、と書かれています。ここでいう「原則」というのは、誰もが正しいと認めるものごとです。たとえば、

  • 他人に親切にする
  • 自分の責任を果たす
  • ウソをつかない
  • 約束やルールを守る
  • 戦争や言い争いを止める
  • 環境破壊を防ぐ

などなど、たくさんあります。その中から、自分がやるべき原則を選んで、それを人生の目的にするのがよい、と『7つの習慣』には書かれています。

自分がなりたい姿を思い描く

そこで、子どもに教えるときにはこうやっています。
まず、次のような言葉の中から、大事だと思うものを3つ選んでもらいます。

次に、自分が学校や家庭や友達関係の中で、どんな立場なのかを考えます。そしてどうなりたいのかを書き出してみます。


そのために何をどうすればいいのかを考えます。すると、その延長で「人生の設計図」も書けるようになるのではないでしょうか。

こんなふうに私は子どもたちに「7つの習慣」を教えています。
さんもお子さんに「人生の設計図」を書かせてみませんか。これができているときっと立派に育ちますよ。

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